ブックタイトル麗澤高等学校【学校案内】

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概要

麗澤高等学校【学校案内】

MESSAGE真の学びで、芯のある人へ。教育の究極の目的は、「恩に報いることのできる人間になる」ことに尽きると考えています。人はひとりで誕生し、生きられるわけではなく、親に慈しまれ見守られながら成長していきます。そしてその家族を護っているのは国家・社会です。私たちはこれまで恵まれた豊かな環境に暮らしてきました。しかしここに至るまでには、先人たちの言い知れぬ苦労や努力がありました。普段使っている辞書ひとつをとっても、たった一語を調べるのに要した手間は膨大であり、教室で学ぶ学問は、長い歴史の中で気の遠くなるような時間をかけて形成されてきたものです。私たちはそうした「恩」を子どもたちにまず知ってほしいと思います。次に感謝の心をもって行動に反映させるためには恩を実感すること。そしてやがてその恩を、今度は社会にお返しすることが人として成すべきことです。麗澤では「知る」「感じる」「報いる」── この3つの段階をきちんと考えられるような教育を何よりも大切にしています。しっかり思考し理解することにより、自分を世の中に役立てる道は明確に描き出されます。家族の恩、国の恩、先人たちの精神的な遺産や伝統に気づき大切にすることを、学校教育のあらゆる場面で子どもたちに伝え、「全てに感謝できる人」「親孝行できる人」「社会に貢献できる人」として育んでいきます。理事長 廣池 幹堂校長 櫻井 讓【本校の沿革】大分県中津市に生まれた廣池千九郎は、苦学の末に教師となり、修身( 道徳)の教科書の編纂や、夜間学校・教員互助会の設立などに取り組み、社会的に幅広い活動を行いました。その後、歴史学者として「中津歴史」をはじめ、数々の論文・書物を著し、法学を学んで早稲田大学講師、神宮皇学館教授を歴任。また国家的事業であった「古事類苑」( 日本の古事に関する大百科辞典)の編纂に携わり大きな功績を残しました。同時に新学問分野「東洋法制史」の開拓・研究等で業績を上げ、東京帝国大学の審査を経て独学で法学博士号を取得。1926( 大正15 )年にはそれまでの研究成果と体験を踏まえ、世界平和と人類の幸福への道を示した「道徳科学の論文」を著してモラロジー( 道徳科学)を創建。1935( 昭和10 )年、その精神に基づいて、道徳科学専攻塾( 麗澤大学・高校等の前身)を開設しました。1935[ 昭和10 年]  道徳科学専攻塾[ 全寮制・男女共学]開塾1948[ 昭和23 年] 道徳科学専攻塾高等部開校1951[ 昭和26 年] 麗澤高等学校に改称1992[ 平成 4 年] 通学制を導入2002[ 平成14 年] 麗澤中学校開校2022[ 令和 4 年] 麗澤高等学校 通信制課程開校創立者 廣池 千九郎 法学博士03 04