ブックタイトル狭山ヶ丘高等学校【学校案内】

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概要

狭山ヶ丘高等学校【学校案内】

15 Sayamagaoka High School  私が東京大学を目指した理由は、東京大学では入学時に大まかに科類で分かれ、3年生で学部を選ぶというシステムが他大学のそれとは異なっていたためです。将来の展望が明瞭でなかった私にとって、このシステムは魅力でした。 第一志望校を決定したのは、3年生の4月です。それ以降の勉強は、時間的には平日6時間、休日12時間を目標にしていました。初めは目標に到達しない日もありましたが、ライバルとなる受験生がどれだけ勉強しているかと考えると、「これでは駄目だ」と奮起することができ、徐々に問題に向き合う時間を増やしていくことができました。また、7月中には基礎的な部分を固め、8月から難易度の高い問題や、東大の過去問に取り組み始めました。共通テストは3年次から平素の勉強に加えて時々取り組み、本番2、3週間前からは毎日の勉強の殆どで共通テスト対策を行いました。 勉強の割り振りで意識していたことは、古典や英語の単語、化学を毎日振り返ることと、英語を毎日聞いてリスニングに耳を慣らしていたことです。特に東京大学では二次試験でもリスニングがあり、共通テストよりも難しいです。私はリスニングの度にもっと早くから聞いておけば良かったと思っていたので、できるだけ早く1日3分でも英語を聞くことをお勧めします。また、得意を伸ばすより苦手を潰すことを意識しました。受験本番では自分の得意教科の問題が難しくなることも想定されるため、差を広げられないためにも各科目可能な限り満遍なく得点できるようにしました。私の場合は英語が他教科より低かったため、夏に他教科より多く量を重ねて出来を揃えました。そして、勉強では復習が何よりも大事です。分からない問題でも、解説を読んで理解すれば確実に実力に繋がります。 今後受験をする皆さんにお伝えしたいことは、睡眠をしっかりとることが重要なことです。寝不足では勉強の効率が下がりますし、何より本番で最高のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。是非睡眠も大事にしてください。受験までは長いようで短いです。最後には自分が納得できるような受験になるように一生懸命頑張ってください。皆さんの受験の成功をお祈りしています。卒業生武岡 侃寿Ⅰ 類東京大学理科一類 私が東京都立大学を志望した時期は、2年生の2月頃でした。大学は国公立の学校に通いたいと考えていたため、私立大学については国公立大学の受験の練習という位置づけで受験しました。私は元々、建築学科に進みたいと考えていました。しかし、学校の化学の授業で有機化学を習い始めてからは、化学の分野に今までよりも興味を持つようになり、大学でより深く学んでみたいと感じるようになったため、環境応用化学科を志望しました。 受験を意識して本格的に勉強をし始めた時期は、3年生の6月頃です。それまでは定期テストの勉強や日々の授業の予習復習をしっかりとするようにしていました。特に理系科目については、それが最終的に教科の基礎固めにつながったと考えています。受験勉強を本格的に始めてからは、理系科目は得意だったため演習を中心に行い、苦手だった文系科目については夏までは基礎固め、それ以降は演習に取り組みました。 私が受験生に伝えたいことは2つあります。1つ目は、自分に合った勉強に関する決まり事を見つけることです。私は勉強時間よりも解く問題数やページ数のことを意識して勉強していました。そうすることで、決められた範囲内をより高い集中力で取り組むことができ、効率的に勉強を進めることができました。人それぞれ自分に合う勉強方法は異なると思うので私の勉強の仕方は一例でしかありませんが、皆さんに合う方法を見つけて勉強できたら良いと思います。 2つ目は、第一志望に対する思いを強く持つことです。模試で思うような結果が出せないこともあると思いますが、自分を信じて勉強を続ければ、結果はついてきます。実際、私も模試で思うような成績を出せないこともありましたが、最終的には第一志望校に合格することができました。 大学受験は長く苦しいものですが、その中でたくさん成長していけると思います。皆さんが第一志望に合格できることを願っています。卒業生関根 稜太Ⅱ類東京都立大学都市環境学部 環境応用化学科 1、2年生の頃は指定校推薦が取れるだろうと漠然と考えており、定期テスト以外の勉強はしていませんでした。受験勉強に取り組み始めたのは高校3年生の4月下旬ですが、6月までは指定校推薦を利用しようと考えており、受験生としての実感が全くなく、平日は平均3,4時間ほどしか勉強していませんでした。しかし、当時志望していた大学・学部では当初自分が考えたようには指定校推薦が活用できないことを知り、気持ちを一般受験に切り替えました。6月から8月下旬は基礎を固めることだけを考え、英単語、英熟語、古文単語などの暗記や中堅私大レベルの問題集を解いていました。『ターゲット1900』に載っているレベルの英単語、英熟語をおおよそ覚えていないと有名私大の英語長文はほとんど読めないので、この時期に一度全て覚えその後は一週間に一度復習するようにしました。夏休みの間は中堅私大レベルの問題集を二周ほど解きました。9月から11月下旬までは過去問演習を勉強に取り入れ、様々な大学の問題を解き、どの大学の問題が自分に合うのかを常に考えていました。大学ごとに問題の傾向がかなり違うので、色々な大学の問題を解くことをお勧めします。12月以降は、受験校を決定し自分が受ける大学で一番難易度の高い大学のレベルに合わせた問題演習を行いました。 私が受験勉強を通して感じたことは、読解力がとても重要だということです。レベルの高い大学になればなるほど英語長文は文法の難しさだけではなく文章自体が難しくなったり、少ない情報で文章全体を理解しなければならないことがあります。そのため現代文の問題を毎日一題解くようにしていました。 受験本番では自分の知識量も当然大切だと思いますが、経験が何より大事だと思います。どのような問題が多く出題される傾向にあるか、またどれだけその問題に慣れているかなどが大切になります。そのため、志望する大学の過去問をどれだけ解いているかがカギになると思います。卒業生岩野 和志Ⅲ類法政大学経営学部 経営学科入間市立東金子中学校出身川越市立大東中学校出身所沢市立上山口中学校出身合格体験