ブックタイトル狭山ヶ丘高等学校付属中学校【学校案内】

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概要

狭山ヶ丘高等学校付属中学校【学校案内】

 また、具体化するのは「自己」についても同様です。自分自身のことは他者のことに比べると考える機会が少なく、漠然とした認識しかないこともあります。そこで、「総合的な学習の時間」を活用して「自己分析」の機会を作り、考える術( すべ) を身に付けさせています。自己に対する漠然とした認識を有していたとしても、それだけでは活用することはできません。しかし、考える手段を獲得することで「自己分析」ができ、漠然とした自己への認識から具体的な側面を浮き彫りにすることができるのです。そのために「思考力」の向上を目指しています。ここで中学校が行っているワークショップのいくつかを紹介します。一つはMindMap の作成です。話題の中心となるテーマから連想するものをどんどん書き連ねていくものです。このことによって、頭の中で点在し、漠然としていた認識が一つの可視化された情報に転ずるので、完成したMindMap を俯瞰すると自身の認識を理解することができ、さらなる思考、発想につながっていきます。もう一つはBrainStorming です。本校ではポストイットを使用して生徒に様々な情報を整理させています。テーマごとのグループを作り、関係性を可視化します。整理され、関係性が示された情報を俯瞰することで、さらなる思考、発想につながります。このような手段を知ることで、自分自身について考えるのは当然のことながら、他者や社会、その他の事象などに敷衍することもできるようになり、深い分析力へと接続すると考えています。 以上のように、本校では、生徒が自身の将来に対して考える機会と手段を提供することを心がけています。それは、具体的な目標というものが学習への活力になると考えているからです。この多感な中学生という年代では学習する意味、目的を見失ってしまいがちです。「将来のため」ということは頭ではわかっていても、そこに具体的な将来像がなければ、活力にはなりません。多くの情報が流布する現在において必要な情報を整理し、分析する力を本校で身につけてみてください。付属中学校の教育Sayamagaoka affiliated junior high school  4