ブックタイトル昌平中学校【学校案内】

ページ
20/32

このページは 昌平中学校【学校案内】 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

昌平中学校【学校案内】

Graduate一つの道を究めていく自分であり続けたい純粋数学の中の代数幾何について研究を続けています。とはいっても初めから数学が得意だったわけではなく、国語や歴史が好きでした。そんな私に、数学のおもしろさを教えてくれたのは昌平の数学の先生方です。答えを導き出すプロセスが、好きなディベートと重なる点に気づいたのも興味深い点でした。自分と先生の異なる考え方を議論という場に昇華させ、双方納得いくまで対論する時間は貴重なものでした。予備校に一度も通うことなく、常に先生と一緒に好きなことを追いかけられたことに感謝しています。私には今、海外の研究集会に参加する機会があります。世界各国の数学者と出会うことができるというある種のときめきは、どこか中高時代のホームステイ経験とも似ているものです。これからも新たな出会いを自身のキャリアデザインと融合させながら、一つの道を究めていく自分であり続けたいと思っています。東京大学 大学院 在学中京都大学 理学部卒業2期生(平成29年卒) 軽部 友裕さんきっかけは廊下に貼り出されたポスターから中学生のある日、廊下に理化学研究所(理研)のポスターが貼り出されました。研究室の一般公開の告知でした。興味を抱いて参加しましたが、豊富な知識を身につけた研究者の言葉に感銘を受け、見たことのない機器や設備が揃う空間に魅了され、自分もこんな場所で研究したいと思ったのが今の私の原点です。以来、本当に勉強だけに集中できる環境を先生方が提供してくださり、「女子大」という選択肢を薦めてくださったのも先生方でした。大学で生物学を学んだ私は今、大学院生となり憧れの理研で研究できる環境の中に身を置いています。テーマは神経生理学で、脳脊髄液など脳内にある“ 水”の流れから、アルツハイマー病などの発生要因を分析しています。このままアカデミアで進むのか、民間企業の研究者としての道を歩むのか、選択肢は複数ありますが、自らの研究を社会でどう役立てていくのか、じっくり考えていきたいです。お茶の水女子大学大学院在学中お茶の水女子大学 理学部2類 生物学科卒業2期生(平成29年卒) 郷間 葵さん次世代のために役立つ施策の実現に努める持続可能な社会を創る一助になりたい、次世代の代弁者として尽力したいと、そんな未来を思い描いていた私にとって、財務省が掲げる組織理念『国の信用を守り、希望ある社会を次世代に引き継ぐ。』は魅力あるものでした。理念に共感して入省した一人として今、大きな使命を感じて働いています。中学の思い出の一つが、毎朝10分の朝読書です。読書好きな友人に刺激を受けて本を読むようになり、いつしか互いに好きな本を交換して読み合う仲になりました。そのようにしっかりと“ 読み込んだ”経験が、読解力につながり、文章の表現力につながったという手ごたえがあります。中学の3年間、かなり本を読んだ記憶がありますが、そのような読書習慣が、大学生になっても、社会人になっても、生きる上での確かな基盤になっていたことは間違いありません。これからも次世代のために役立つ施策の実現に努めてまいります。財務省勤務東京大学 文科二類卒業3期生(平成30年卒) 樫村 周さん未知なる道に進むべき軌道を見つけた瞬間私が高3の頃、世の中に「データサイエンス」「ビッグデータ」という言葉が流行り出しました。もともとプログラミングに興味があった私ですが、未知なる道の中に自分の進むべき軌道を見つけた瞬間といっても過言ではありません。そういえば中学のプロジェクト学習(現SDGs)の時間に、自分の将来についてじっくり考えた時間がありました。中学生の私にとって、仕事と社会貢献を同時に考えることは決して簡単ではありませんでしたが、そういった土台があったからこそ、大学進学時に迷わなかったのではないでしょうか。大学院での研究は「生物統計学」というものです。簡単にいうと、統計学を医学分野に応用した学問領域です。慶應義塾大学スポーツ医学研究センターで研究員をしていた経験も生かして、次年度からは中外製薬へ入社する予定です。今後も生物統計の専門家として、誠実な仕事をしていきたいと思っています。横浜市立大学大学院在学中横浜市立大学 データサイエンス学部 データサイエンス学科卒業3期生(平成30年卒) 植村 直紀さん19 SHOHEI Junior High Sc