ブックタイトル城北埼玉高等学校【パンフレット】

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概要

城北埼玉高等学校【パンフレット】

令和6年度進路行事実績6月進路講演会WEB6月大学進学フェア6月第1弾OB講演会 東京大学1年生9月高3私立大入試カレンダー作成10月医学部受験保護者説明会10月進路ガイダンス11月進路講演会WEB11月第2弾OB講演会 東京都市大学1年生11月社会人セミナー キャリアコンサルタント1月高2私立大入試カレンダー作成進路ガイダンス大学説明会。外部の大規模会場に多数の大学を集めて開催する大学選びや受験に関する情報提供、進路実現に向けた啓発活動は、年間を通じて様々な形態で実施しています。多くの大学を会場に集めて行う進学フェアや特定の大学に来校していただき校内で実施する説明会・出張講義、またOBの大学生による講演会、そして進路指導主任が本校生の志望状況等を踏まえて最新の受験情報等をまとめて発信するWEB講演会、また保護者も対象とした医学部受験説明会などを実施しています。さらに大学卒業後のキャリア形成も視野に入れ、生徒の父親による、おやじの会キャリア講演会や社会人セミナーもあります。岩崎 亮英(学年主任 数学科)    実は特別なことはしていないのです。生徒の自主性を育むことが重要と考え、成績上位者を掲示することや課題の提出を強制するようなことは止めました。中学の時から(本校は中学からの入学生と高校からの入学生がほぼ半々)課題未提出を責めるのではなく、できない理由を聞き一緒に解決策を考える指導を続けました。生徒を脅して何かをやらせるのではなく、良いところを強調して指導したのが良かったのかもしれません。    私自身も授業力に磨きをかけるため、予備校の講習や大学院で学んだことが大きかったと思います。司会: 一般受験が例年より増えたのは?岩崎: 担任団が各クラスで生徒を引っ張った結果です。ベテランの先生方が手本となり、それを若手が学んでいった。原田: 面談のやり方や生徒との距離感には気を使いました。「自分の(単なる進路ではなく)針路は自分の力で決める!」と常にHRで言い続けてきました。生徒自身が考え、自己決定したという達成感を持ってもらいたかったからです。そのため面談は単純に名簿順ではなく、一人ひとりの状況を見ながらタイミングを計って行いました。保護者には日々の様子をオンラインツール(Classi)で伝え、家庭でのバックアップを促進しました。   特に国公立狙いの生徒には、最後までくじけず受験するように指導しました。結果、後期日程でも5人がチャレンジして信州大・茨城大・新潟大・鳥取大・高崎経大の合格を勝ち取りました。その際、推薦合格の生徒が一般受験のクラスメイトを支えてくれるようなクラス運営を心掛たのも功を奏したようです。鈴木: 赤本の貸し出しが急増しました(延べ800冊以上)。また3年生対象の受験講座(放課後)や夏期講習会では毎年100講座以上実施していますが、この学年はそれら講習会にのべ1000人以上参加していて、本校の学習環境を上手に使いこなしている生徒が多かったと感じます。岩崎: 受験合宿(夏休みと冬休みに実施、希望制)の参加も多かった。学校を信頼してくれている生徒が多いように感じました。体験して自分が輝ける場所を見つける司会: フロンティアコースは2回目の卒業生でしたが、1期生よりさらに進学実績が充実しました。卒業生25名で国公立6名、私大上位(早慶上理GMARCH 20件)も増えました。南部 大輔(フロンティアコース担任 理科)※令和6年度フロンティアコース主任    生徒も保護者も3年間で5教科7科目をやる文理融合型のカリキュラムを承知の上で入学しているので、国公立を目指しやすい環境にはあります。ただ、生徒たちは国公立に限らず、自分の行きたい大学を最後まであきらめずに取り組んだ。それが一番大きいと思います。    なぜそういう強い意識を持てたのかというと、外部とのつながりを通じて、自分が必要とされる、自分が輝ける場所を見つけられたことが大きいと思います。自分に何ができるのか、誰の力になりたくてなれるのか、自らを俯瞰していける機会を多く体験したことが自分の進路について深く考えるきっかけになっているのではないでしょうか。    フィールドワークで様々な人と出会い、文理でクラスを分けることなく、多様な教科を学ぶことで幅広い視野と柔軟な感性を養うことをつながっているのだと思います。司会: フロンティアコースの特徴である様々な活動に多くの時間を充てるため、本科と比べれば受験科目の授業時数は少なく、受験は総合型や指定校が多いように思われがちです。しかし、実際は一般入試の割合が高かった(合格60件中44件 73%)。生徒たちはどうやって受験対策をしているのですか。南部: 受験のためだけの勉強を促すような指導はしません。フロンティアコースは学年1クラスしかなく、全3学年で取り組む活動が多く、各行事の実行委員にも積極的に参加したりしている生徒が多いため、縦のつながりが強く常に先輩の姿を見ています。そんな先輩が進路の話をしたり、志望理由書を書きながら自分を見つめ直したりしている姿を見ると「何やっているんですか」と興味を持つようになります。先輩の姿に来年の自分を重ねて、自然に進路について深く考えようとする雰囲気ができてきます。その空気が勉強への意識に火をつけ、クラスで協力して授業を先取りしたり、教えあったりということへつながっ10