ブックタイトル城北埼玉高等学校【パンフレット】

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概要

城北埼玉高等学校【パンフレット】

多方面からアプローチする英語教育本校には専任のネイティブの英語教師(ALT)が3人おり、高校1年生では毎週1時間の授業を担当し、英語でディベートを行います。ディベートでは「話す」準備として、自分の意見の根拠となる素材を「読み」、それを要約した上で自分の意見を「書く」ことも必要になります。論理的に「読み」「書き」「話す」ためのスキルをALTが教えてくれます。加えて、高校1年では全員参加のEnglish Campもあります。語学学校の大勢のネイティブ講師達と英語だけで過ごす3日間です。高南部: 浪人は全25人中3人。医学部、美大、海上保安大狙いの生徒です。司会: 現役進学率は高いよね。それにしても浪人3人の志願先を聞いただけでも本当に進路の幅が広い。南部: 進路面談では多様な相談に対応するため担任一人ではなく、必ず副担任などもう1名入ってもらいました。現役進学率は高かったですが、第一志望ではなかった生徒もいました。原田: それは仕方がない。みなが第一志望とはいかない。南部: ただ、第一志望ではなくても自分の学びたいことを大切に自分自身で進路決定をしていたので、受験が目的ではなく胸を張って進学していった生徒が多かったです。フロンティアの教員は3年間「受験のために何かをやれ」とは一言も言わないようにしています。でもやはり基本は城北埼玉なので、全員必ず進学させるぞっという思いはもっています。それを言わないでどうやって伝えるかというのが課題でした。司会: どうやったの?南部: 様々な課外活動を経験していくと、非認知スキルだけではなく認知スキルとの両輪が必要であると気づいていきます。その気づきが勉強への内発的な動機付けになりますし、より深く学んでみたいという好奇心が受験へのモチベーションを高めることになっているのかなと思います。司会: 最後に城北埼玉に興味を持っている中3生、保護者にメッセージ、アピールをお願いします。原田: 本校の良さは大規模校にはない、小回りのきくところです。例えば本校の入試は、英数国の3教科入試のほかに、公立入試も意識した5教科入試もやっています。その出題、採点方法は部分点のないマーク式ではなくて、記述式で手採点をします。    私は国語科ですが、男子は字がダイナミックな答案も少なくないので(笑)電子化して拡大して2人で見て2回採点する。時間をかけて受験生の答案作成プロセスも見ます。生徒個々の良い面に光が当たるよう心がけているつもりです。楽しかった体験の積み重ねが進路を切り拓く南部: 最近は各大学のアドミッションポリシーに協働や探究などのキーワードが頻繁に使われています。協働的、創造的に社会に対して何ができるか、そういう意識が根っこにあって自分はこれをやりたい、そのために受験勉強も頑張るという生徒を育てたい。フロンティアの活動はそういう動機づけになっています。鈴木: それは本科でも目指しているところです。進路指導部主催で年間10本程度のJSプログラム(P9下段参照)を実施していて、毎年体験を通じて多くの生徒が成長する姿を見ています。 ちょうど先日放課後にも埼玉医科大学のプログラムが本校で行われ、高1・2生14人が参加しました。医療を工学からアプローチするといった5つのプログラムに分かれて、支援役の教授や大学院生と直接触れ合い、皆目を輝かせながら取り組んでいました。参加した生徒には終わってから「疲れたけど、楽しかった」と言われ、企画して良かったなと感じました。この他にも、弁護士と直接触れ合いながら刑事や民事の模擬裁判、日本大学医学部の協力のもと1日医師体験など実施しています。今後も生徒が主体的に将来の道を模索できるきっかけ作りをしていきたいです。南部: 「 楽しかった」の積み重ねが大事。どれだけ体験させてやれるか、教員は先のことを考えていろいろな機会を提供していますが、生徒にとってはいまやってみて「楽しかった」が大事で、それがないと学びは続かない。そんな学びを受験で終わらせることなく続けてほしいと思います。原田: 受験対策講座もそうです。教員の方も楽しんでやっていると生徒も集まって来る。岩崎: JSLCという名前で放課後の学習支援をしてますが、昨年夏休み明けにA君が東大受験を決めたとき私のところに来て対策講座をやってくれというので。司会: 一人の生徒の依頼で一つの講座が始まったりする。原田: 小回りが利くことに加えて、教員同士の協力、横の連携がいいのが城北埼玉の魅力の一つですね。司会: 皆さん今日はありがとうございました。城北埼玉は数少ない男子進学校として、人生100年時代のこれからも多くの男の子たちのキャリアの土台づくりに貢献していきます。※この座談会は2024年(令和6年)11月に実施しました。1ではさらにALT以外の授業でも年間10回ほどオンライン英会話を行い、実際に様々な国の人たちとコミュニケーションを経験します。週当たりの英語の授業時数は高校1年では5時間、高校2年では6時間、高校3年では国公立型は文系・理系とも6時間、私立型は文系・理系とも10時間ずつ。教科書や大学入試問題に加えて、時には英字新聞やニュースなど実際の英語も取り入れながら授業をしていきます。その成果を発揮する一つの機会として、英検受験を2級取得まで必須としており、その後もさらに上位級を受験するように促しています。最新の大学合格実績は別紙チラシや学校ホームページをご参照ください。PICKUP!12