ブックタイトル昌平高等学校【パンフレット】

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概要

昌平高等学校【パンフレット】

地に足つけて、前へ浦和レッズの松本泰志です。昌平高校で過ごした3年間ではサッカーはもちろん、学校生活や寮生活を通じてたくさんのことを学び、自分の人生において、とても濃い時間を過ごすことができました。そのなかでもやはりサッカー部での経験はいまでもかけがえのないものになっています。当時のサッカー部の監督に言われていた「地に足つけて一歩一歩」という言葉にとても影響を受けていて、プロになってからも常々意識し、とても大切にしています。辛いことや逃げ出したくなるときもありますが、この言葉を思い出して、頑張ろうと思います。高校生活の一つひとつの出会いや経験は、必ず将来につながっていくと思うので、ぜひ諦めずに多くのことにチャレンジしてみてください。ぼくも自分のプレーで感動や勇気を与えられるように頑張ります。浦和レッズという地元埼玉のチームでプレーしているので、ぜひ埼玉スタジアムに応援しに来てくれると嬉しいです。浦和レッドダイヤモンズ 所属松本 泰志さん平成28年3月卒業(第35期生)東松山市立北中学校出身J リーガー大学卒業から大学院での研究を経て、イメージセンサーの研究開発に従事しています。イメージセンサーとは、レンズが集めた光を結像し、電気信号に変換する半導体素子のことで、一眼レフのミラーレスカメラをはじめ、私たちの日常生活に欠かせないアイテムとなったスマートフォンにも使われています。そもそも私がこの職を選択した理由は2つあります。1つ目は、小学生の頃に入っていた科学クラブで、自分自身のアイディアを具現化する楽しさを学び、自ら考案したアイディアを使って社会貢献したいと思ったからです。2つ目は、ソニーが掲げる企業理念である『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』が、自分自身の考えと一致していたからです。ソニーはイメージセンサーの領域において、今では世界シェアナンバーワンを誇っています。それゆえに社会に与える影響も大きく、私はそこに大きなやりがいを感じました。例えば、スマートフォンに搭載されたカメラを改めて見てみてください。私が昌平高校に通っていた当時、こんなに手軽に高画質の写真が撮れる未来が来るとは想像できませんでした。今できないことを自分自身のアイディアと技術を駆使して可能なものにし、みんながわくわくできるような未来を、これからも創っていきたいと考えています。保険料率・支払保険金額の算定をはじめとする数理業務を担当する専門職「アクチュアリー」として、大手外資系生命保険会社に勤務しています。一般的にアクチュアリーとは、ビジネスにおける将来のリスクや不確実性の分析、評価などを分析する専門職のことを指し、日本語では保険数理士、保険数理人などと訳されるスペシャリストです。アクチュアリーには、数字を正しく計算することが求められますが、私の場合は、「その数値がなぜ上昇したのか」、あるいは「なぜ下降したのか」といったところを詳細に分析し、特に専門用語を使わずに経営層に伝えることを心がけています。そんな私は現在アメリカにある本社に勤務しています。海外勤務は就職活動をする際、私がこだわった一つの大きな夢でもありました。アクチュアリーの肝でもある「わかりやすく教える」「コミュニケーションをとる」など、そういったところを英語でも難なくクリアし、本社と日本の会社をつなぐ、そういった人材に成長できたらと思っています。母校となった昌平の良さを一言でいうなら、私の場合のそれは、「夢を叶えることをサポートしてくれる素敵な場」というものです。どの先生も、入学時にはちょっと難しいかなと思われる生徒一人ひとりの夢に寄り添い、実現という名でゴールまで併走してくれる高校だからです。私の才能を引き出してくれたのも、間違いなく昌平の先生方でした。その恩に報いるためにも、この先も信頼のアクチュアリーとしてさらなる成長を誓う私です。アイディアでわくわくする未来にアクチュアリーとしてさらなる成長を誓う日々ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)ISD 2部3課 勤務東京工業大学 第一類 物理学科 卒業東京工業大学大学院 物理専攻 修了大手外資系生命保険会社勤務東京大学 理学部 物理学科 卒業東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修了西田 慶次さん平成22年3月卒業(第29期生)久喜市立鷲宮中学校出身田村 翔太さん平成24年3月卒業(第31期生)加須市立騎西中学校出身卒業生GRADUATE夢に向かう卒業生初心を忘れないための『原点回帰』遠距離通学でしたが、高いレベルで練習できる環境がただ嬉しく、それを意欲に勉強との両立に励んでいました。卒業後はスラムダンク奨学金を使い、2年間のアメリカ留学も経験できました。昌平のバスケ部のスローガンに『原点回帰』があります。どんなに自分に対する評価が上がっても、初心は忘れてはいけないといいますか、高校時代に一生懸命に部活動に打ち込んできたからこそ今の自分があるのだと、そう戒める金言として大切にしています。選手生活も10年目に入った今、チームの先輩方から学んできたことを後輩たちに、そして次代を担う子どもたちに、キャリアとして還元していきたいと思っています。広島ドラゴンフライズ 所属山崎 稜さん平成23年3月卒業(第30期生)三郷市立南中学校出身B リーガー23 SHOHEI SENIOR HIGH SC