ブックタイトル昌平中学校【学校案内】

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概要

昌平中学校【学校案内】

SDGs持続可能な開発目標 (SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。本校では開校以来、世界を意識し、世界を理解する力を育成する取り組みを様々な角度から進めてまいりました。校外学習、実験を中心とした体験型学習によって課題を発見し、課題解決のための企画を生徒自らが考え、奉仕活動を行い世界との関わりを考える学びを実践しています。持続可能な開発目標社会とのつながりを意識した学びSustainableDevelopmentGoals世界を共通テーマにして、中学校の3年間取り組んでいきます。教員が一方的に教えるのではなく、生徒達が自ら課題を見つけて探究していくプログラムです。発展途上国について調べたり、地域の様々な問題に気づき、正解のない課題に取り組んでいきます。3年生になると自分の将来の夢をふまえ、自ら奉仕活動を考えて取り組みます。活動の中で困難に感じることもありますが、それを乗り越えることでやりがいに気づくことができます。一日がかりで出かける校外学習は、学年ごとに異なるテーマを持ち、体験を学びへと深めていきます。例えば、模擬裁判という擬似体験を通じて、刑事裁判に関わる裁判官、検察官、弁護人、陪審員の役割を理解する体験型プログラムなどです。班別研修で得た情報や体験をそれぞれが新聞形式やレポート形式で作成し、発表・掲示します。他の班から得た多くの情報も知識の源となります。大学研究室訪問から芸術鑑賞まで、多彩な体験学習が年間を通して予定されています。机上の学習では得られない感動を得られるとともに「調べる」「まとめる」「発表する」「考察する」といった学問の基本となる姿勢を身につけることができます。「世界」をテーマにしたグローバル教育の推進校外学習、実験を中心とした体験型学習“届けよう、服のチカラ”プロジェクト新たな発見と感動を体験TGGJICA外務省在来種と外来種の共存を前提に生態系を考えています中2のとき、ユニクロ・ジーユーが実施する『届けよう、服のチカラ』プロジェクトに参加しました。不要になった子供服を集めて回り、世界の難民の方々に届ける活動を経験して、自分たちの行動が誰かの役に立つことを実感しました。中3の『コミュニティプロジェクト』では、以前から関心のあった生物の多様性に主体的に取り組みました。外来種を単に“よそ者”として駆除するのではなく、既に在来種と外来種が相まって守られている生態系の維持について、自分なりの考えをまとめたものです。生態系に詳しい専門家の方とのオンラインインタビューを通して、独りよがりになってはいけないことも学びました。高校1年生(中高一貫12期生) 柴田 鷹仁郎くん“自分の物差し”で物事を測れるグローバル人材にSDGsを意識した学びに際し、私が最も意識しているのは、人種・民族・性別・宗教などを超越し、どこまでも“自分の物差し”で物事を判断してほしいということです。「型破り」という言葉がありますが、ただ闇雲に型を破るのではなく、説得力のある型破りも必要です。本校が用意する世界を意識した体験型プログラムや校外学習はすべて、生徒一人ひとりの独自性と説得力の高いところに視点を置いて展開しています。SDGsの目標は17ありますが、すべてを総合的にとらえる必要はなく、大事なことは、世界各地で起こっている様々な出来事から気になる点を自らフォーカスし、自分の物差しで測れることと考えています。中学3年学年主任・芸術科主任 村上 一馬先生世界を意識した体験型プログラム鎌倉散策(6月) 模擬裁判(7月) 参議院(8月)体験型プログラム・校外学習体験した校外プログラムを記録に残し発表11 SHOHEI Junior High School School Guide 2025 12